Kateの映画鑑賞日記

鑑賞した映画についての感想を気ままに書いています。

『なぜ、世界のエリートはどんなに忙しくても美術館に行くのか?』 岡崎大輔

作品を見るとき、人は見ているようで見れていない。

MOMAで教育部部長を務めていたフィリップ・セノウィンが中心となって開発したVTS(visual thinking strategies)という鑑賞法で作品を見ると観察力、批判的思考力、言語能力を伸ばす効果が得られる。

何となく見るのではなく作品をじっくり見て自分が何を感じるか(解釈)、どうしてそう感じたのか(事実)を言語化し作品を言葉で描写する。感情、疑問を言語化し的確な言葉で伝える。そしてほかの人の意見を意識を持って聞くことで、自分の描写の精度を高めることができる。

 

美術鑑賞を趣味とする人は周りにいない為、意見交換はできないけれど、今度美術館へ行くときにはノートとペンを持参してじっくり作品と向き合いたい。全部の作品と向き合う時間はないけれど一番気に入った作品、気になる作品で実施してみようと思う。